■長寿よりも安らかな死■~がぜん輝く瞬間~

 おはようございます。


未明の高知、

久しぶりに東の空が赤く染まり始めています。


少し冷やっとしますが、

日中は暖かくなりそうです。


水曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



クレイムズは、

インタビューの当日、

ドラッカーは体調が思わしくなく、

気分もすぐれなかったために、

自身とその功績を卑下したのかもしれない、

とした。



そして2004年には、

腹部のガンを患い、

股関節の損傷にも悩まされていたドラッカーは、

長寿よりも安らかな死こそが人間の願いだ、

と繰り返していたと続ける。



インタビューのあいだ中、

自分は何よりも人間、

つまり他人に関心があるのだ、

と述べていた。



ドラッカーは、

これまで、

ただひとりとしてつまらない人間に

会ったととはないとし、

さらに続ける。







「人は、たとえどれほどまわりに流されやすくても、


 古い考えにとらわれていても、


 あるいは冴えないタイプであっても、


 自分の取り組んでいること、


 知っていること、


 興味の対象などについて語りはじめると、


 その瞬間からがぜん輝いてくるものです。


 その人ならではの個性を放つのです。」





(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)


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