■鏡ではなくプリズム■~傍観者は歴史を映し出す~

 おはようございます。


曇り空の知の朝、

午後にはひと雨ありそうです。


月曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

傍観者は舞台の袖に立っているため、

役者や観客には見えないものが見え、

しかも、同じものを見る際にも

違った見方をするとした。



そして、傍観者は歴史を映し出す、

と続ける。



さらに、

といってもそれは鏡ではなく、

プリズムであるため、

屈折が加わるのだ、

とする。



クレイムズは、

自分は当事者ではなく

目撃者だというこのテーマは、

ドラッカーへのインタビューでも

折に触れて顔をのぞかせたとする。






「最初わたしは、


 氏が自分を卑下しているのかと思った。


 ところが、氏は死の目前にも


 同じことを語っていた。」





(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)


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