■一族の愚か者■~教会に住みつくネズミ~
おはようございます。
青空の広がる高知の朝です。
昨日は愚図ついた天気で
肌寒さもありましたが、
今日は一日晴れて気温上昇しそうです。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
ピーターの祖母は、
「おばあちゃん」と呼ばれ、
一族のあいだでは、
おばあちゃんをめぐる
お気に入りのエピソードが
語り継がれていた、
とした。
そしてそのどれもが、
彼女ならではの
奇想天外な方法で物事をこなす、
風変わりな人となりを
伝えていたと続ける。
このため彼女は
「一族の愚か者」と呼ばれていたが、
本人もそれを否定するどころか、
ことあるごとに「愚かな老女」を自任し、
それを証明するかのように、
まわりの人にすっとんきょうな問いを投げかけたり、
奇妙なふるまいをしたりしていた。
「たとえば、
亡夫が「巨額の資産」を遺したにもかかわらず、
オーストリアの深刻なインフレに飲み込まれ、
「教会に住みつくネズミと同じくらいの」
貧乏人になってしまった。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)
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