■生きた時代の記録■~回想録の執筆には値しない~
おはようございます。
高知の朝は雲の多い空模様です。
夜ににわか雨の可能性もありますが、
花曇り、暖かな一日になりそうです。
土曜日、良い週末をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
ドラッカー自身も
深い思い入れを抱いていた
『傍観者の時代』は、
ドラッカーが自身のために
書いた本である
とした。
そしてこの本は、
ドラッカーの人生に
大きな影響を与えた人々の横顔を、
鮮やかに描き出しているのだ、
と続ける。
プロローグでドラッカーは、
この本は自伝というより、
『同時代史』あるいは
『わたしが生きた時代の記録』である、
と記しているが、
これはかぎりなく自伝に近い本だと
いえるかもしれない。
クレイムズは、
非常に謙虚であるため、
自身を主なテーマとして本を著すなど、
できないことだったのだとする。
「ちなみに、
自分は人々の関心を引くような人生を歩んでおらず、
回想録の執筆には値しない、
とも述べている。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)
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