■変化を歓迎する気風■~常に攻撃的でなければならない。~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、多くの企業が、古い製品に、時間と、エネルギーと、
人材という貴重な資源を浪費していると指摘した。
いかに成功率が低くても、イノベーションに挑戦するほうが、
過去にしがみついているよりもはるかにリスクは小さい。
イノベーションを行うには、変化を恐れず、
変化を歓迎する気風が必要で、
そのためには、あらゆる種類の人事配慮、褒賞、支援を
実行しなければならないとする。
ドラッカーは、イノベーションを体系として見ていたが、
多くの人が、イノベーションの機会は何らかのひらめきによって
偶然に見つかるものと錯覚している。
機会は、あらゆるものを体系的に精査することによって
見つけるべきものである。
そのためにも組織は、身を守るという姿勢ではなく、
常に攻撃的でなければならない。
それを可能にするものは、外へ向けた鋭敏な触覚であり、
内なる能力と外なる機会を結びつける
体系的なプロセスである。
「ドラッカーは、イノベーションを体系として見ていた。
ピアノを弾くことと同じように、学び、身につけることのできるものとして見ていた。
イノベーションを行うには、はじめに、顧客に新たな価値を提供するための機会を
体系的に見つけなければならない。」
~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』
(第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)
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