■美術館に飾れる組織図はない。■~問題は組織そのもの~

おはようございます。

今朝も曇り空の川崎の朝です。
20日間の連続の雨、今日も俄雨があるかも。

明日からは、夏の日照が戻りそうですね。
月曜日、今週もよろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



≪悪い組織≫その3

◆主要な人の注意を、
重要でない問題や
的はずれの問題に向けさせること

組織構造の原則は、
組織運営に大きく関わる人が、
重要な問題にのみ
関心が持てるものでなければならない。

では、重要でない問題や
的はずれの問題とは?

例えば、勤務態度、礼儀作法、手続きなどは、
活動に対する制約条件であり、
組織の成果や業績に大きな影響を
与えるものではない。

また、持つべき機能を考慮することなく、
一般的な組織論に則って組織構造を
機械的・形式的に部門を組み立てると、
その組織自体が目的となりそれぞれが
縄張り意識を持つこととなってしまう。

これらの問題は、成果ではなく、
組織構造そのものに
焦点を合わせていることから発生するもので、
手段が目的を超え
独り歩きしていると言える。

また、組織図は組織構造の認識を合わすための
共通言語とするために、
現実の組織構造を分かりやすく
単純化したものにすぎない。

あくまでも、組織が成果を上げるための
ひとつの手段でしかないにもかかわらず、
一旦作り上げた組織図自体が目的化してしまう。

ドラッカーは、この組織図を絶対視して
組織構造の改革に手をつけてしまうことは、
まちがった組織をつくりあげてしまうとする。


「美術館に飾れる組織図などありえない。

 問題はあくまでも、

  組織図ではなく組織そのものである。

 組織図は、組織構造について議論するとき、

 同じ言葉で話し合えるようにするための道具である。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)



















































































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