■身分を超えた助け合い■~疑念、敵意、恐怖、羨望~

 おはようございます。


薄い雲を通して

ほんのりと日が差し始めた

高知の朝です。


今日は時々晴れ間も覗きそうです。



良い休日をお過ごし下さい。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドラッカーは、

1920年代のアメリカは、

人を受け入れようとしなかったそうで、

人を助けようという気持ちの高まりは、

他ならぬ不況のおかげだったのだ、

とした。



そしてヨーロッパでは、

そのようなことは起こらず、

不況は、疑念、敵意、恐怖、羨望を

生んだだけだった、

と続ける。



アメリカの大恐慌への反応は、

天災への反応と同じで、

地震、洪水、ハリケーンの後では、

身分を超えた助け合いが行なわれ、

1930年代のアメリカは、

大恐慌のことを天災のように話した。





「皆が、『どうやって闘った』


 『どんなひどい目に遭った』


 と饒舌に話した。


 そして『でも切り抜けた。君だってそうだよ』


 と結ぶのだった。


 その数年後、


 ドイツ軍のロンドン空爆下における


 イギリス人の勇気と助け合いが、


 人々を感動させた。」





(3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)

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