■複雑な差別関係■~あからさまな反ユダヤ主義~
おはようございます。
久しぶりにまぶしい陽が差す
高知の朝です。
今日は一日青空の下で、
気持ちの良い一日になりそうです。
良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
アメリカ人が
天災として理解した不況時においては、
『ニューヨーク・タイムズ』の発行人であるか
七番街の行商人であるかよりも、
ユダヤ人であるかないかのほうが
重要な意味を持ったのだった、
とした。
そして、このような状況は、
ヨーロッパからの新参者である
ドラッカーには驚くばかりであり、
一見して単純に見えながら、
途中から理解不能になることだった、
と続ける。
ユダヤ人が入れないリゾート施設や
カントリー・クラブがあると聞けば、
あからさまな反ユダヤ主義だと思ったが、
似たことは、
大学の入学者数や教員枠についても言えた。
ニューヨーク大学のチェイス学長などは、
不況の最中、赤字対策として
教員給与の四割カットを行なったが、
ユダヤ人教員には七割カットを言い渡し、
次のとおり言っていった。
「気に入らなければお辞めください。
でも、ユダヤ人では
再就職先はなかなか見つかりませんよ」、
(3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)
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