■いわば神の御心■~経済収縮と経済停滞~
おはようございます。
薄暗い高知の朝です。
まだ雨は降ってないようですが、
今日は一時強く降る時間もありそうです。
お気を付けください。
月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、、
アメリカの大不況の数年後、
ドイツ軍のロンドン空爆下における
イギリス人の勇気と助け合いが、
人々を感動させた、
とした。
しかしドラッカーは、
不況下のアメリカで
同じものを目にしていたので、
それほどは驚かなかった、
と続ける。
天災は、通常続けては
起こらないもので、
それらはいわば神の御心で、
途切れた日常も、
やがて元に戻るが、
不況下のアメリカでは、
こと経済に関しては
回復を期待する者は
いなかった。
とくに、
大統領再選を狙った
ルーズベルトの
公共投資の効果が
一場の夢に終わった
1937年以降は、
ほとんどいなくなり、
経済成長を期待する者など
さらにいなかった、
とする。
「当時最高のエコノミストとされていた
ハーバード大学のケインジアン、
アルヴィン・ハンセンは1938年、
その著『完全回復か停滞か』の中で、
数十年規模の経済収縮と
恒久的な経済停滞を数字と
データを駆使して予測していた。」
(3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)
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