■真摯さのゆえ■~同胞を奴隷化し売り飛ばした~

 おはようございます。


東の空は雲が多いですが、

少しずつ明るくなってきました。


今日も一日晴れ、

暑い日曜になりそうです。


良い休日をお過ごしください。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬





ドラッカーは、

黒人の地位向上が始まったのは、

ニューディール時代で、

それは南軍兵の子孫であることに誇りを持つ

南部白人の手によってもたらされた、

とした。



そして、この時代は、

アメリカの黒人が、

初めて大量の傑出した人物、

ビジョンを持つ人物、

真に自由な人物を

輩出した時代だった、

と続ける。



ドラッカーは、

不況時代に現れた黒人学者や

黒人伝道師は、

偉大な人たちだったが、

彼らが影響力を持ったのは、

知力、学識、権威のゆえではなく、

真摯さのゆえだった、

とする。



ドラッカーが初めて

モーデカイ・ジョンソンに会ったのは、

おそらくニューヨークのブロンクスビルの

サラ・ローレンス大学で、

学生と教員に講演をしてくれたときだった。





「彼はそのとき、


 アメリカの黒人にとっての


 最大の問題は迫害でも差別でもなく、


 人類の歴史の中で、


 アフリカの黒人だけが進んで


 同胞を奴隷化し、


 アラブ人と白人に


  売り飛ばしたという事実にあると指摘して、


 超リベラルとも言うべき


 サラ・ローレンスの教授団を


  驚かせたのだった。」






(3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)

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