■あぶり出される大問題点■~いざこざの収拾~

おはようございます。


未明の高知の空は晴れて、

半月が真上に座り

周りに多くの星が散らばっています。


冷え込んでます。

暖かくしてお過ごし下さい。



木曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




クレイムズは、

書籍は消費財らしい

取り扱いがなされていないが、

多くの本はよくも悪くも

予想外の売れ行きを示すため、

売れない本にあらかじめ目星をつけて

発売を見送るというわけにいかないのだ、

とした。



こうして、いざ発売したあとではじめて、

大きな問題点があぶり出されるのだ、

と続ける。



まったく売れなかった本の著者ほど

得てして出版社に多大な労力、費用、時間を

使わせるもので、

人によってはいらだちのあまり不平をぶちまけ、

電話、メール、手紙などで攻勢をかけてくる。



しかも著者の多くは、

出版社のトップに直に話を持っていくため、

そうなると、組織に過大な圧力がかかり、

いざこざの収拾に乗り出さざるをえない。





「社長やCEOが


 著者からの怒りの手紙を関係部署に回すと、


 担当の編集者やマーケティング・マネジャーは、


 ほかの仕事をすべて後回しにして


 著者をなだめなくてはいけない。」





(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第3章 組織のほころび)

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