■発売前の市場テスト■~消費財らしい取り扱い~
おはようございます。
未明の高知、空には月を覆いながら
雲が流れています。
ゴミ出しの時に顔にぽっつと
雨のしずくが落ちましたが。
日中は晴れそうです。
日本海側では強烈な寒波到来で
大荒れ模様ですが、
高知の朝もそこそこ冷えてます。
日中も寒そうですので、
暖かくしてお過ごし下さい。
水曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
出版業界には、
ほかの業界と比べて
特殊な事情があるとした。
発売前に市場テストをしないのも、
出版ビジネスの特徴だと続ける。
大手の出版社はたいてい、
ひとつのブランドだけに
力を注ぐのではなく、
一定の期間に100冊以上の新刊を
市場に送り出しているだろうが、
ナビスコが春、夏、秋にそれぞれ、
100種類ものクッキーを
新発売するとは考えにくく、
コカ・コーラも、
150種類ものドリンクを
新たに市場に投入したりは
しないだろう。
クレイムズは、書籍は、
消費者向けの製品としては例外的に、
消費財らしい取り扱いが
なされていないのだ、
とする。
「とはいえ、多くの本は
よくも悪くも予想外の売れ行きを示すため、
売れない本にあらかじめ目星をつけて
発売を見送るというわけにいかない。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第3章 組織のほころび)
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