■的外れな施策経験■~潜むほころび原因~
おはようございます。
未明の高知は曇り空、
冷え込んでます。
日中も曇って寒い一日になりそうです。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
ほとんどの著者たちは知らないが、
一度売れなかった本が
あとから脚光を浴びることはまずない、
とする。
そして、広告や販売促進に
どれだけ力を入れても、
鳴かず飛ばずのままで、
アメリカでは年間に17万5000以上の
タイトルが新たに書店に並ぶのだから、
その大多数は売れ行きが伸びずに終わるのは、
驚くにあたらない、
と続ける。
クレイムズは、
これはごく一例にすぎず、
ほかの多くの業界や企業にも、
同じような事例はあるはずで、
ドラッカーは、どこの企業もみな、
的外れな施策に力を入れた経験を持つ
と書いているとする。
「どの企業にもほころびの原因がひそんでいる。
命令、方針、手順、方法などのせいで
誤った行いが奨励され、
正しい行いが妨げられたり、
罰せられたりしているのだ」
「社長やCEOが
著者からの怒りの手紙を関係部署に回すと、
担当の編集者やマーケティング・マネジャーは、
ほかの仕事をすべて後回しにして
著者をなだめなくてはいけない。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第3章 組織のほころび)
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