■出版業界のほころび■~姓はもともとは「印刷工」~
おはようございます。
未明の高知の空には
きれいな星が輝いています。
日中も晴れそうですが、
深夜には一雨きそうですね。
月曜日、今週もよろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ミッションの大切さについて、
仕事を希望する看護師を例にあげ、
患者の生死をあずかる職場で働くのは
気が重いというなら、
診療所に勤めれば
切羽詰まった状況には
立ち会わずにすむので、
肩の荷もはるかに軽いはずだ、
とした。
そして、
真夜中に患者から
「ひきつけを起こしました」
と電話がかかってきたら、
主治医は大きな病院の
救急治療室に行くよう勧めるだろうから、
診療所の看護師は
対応しなくてすむわけだ、
と続ける。
さらにクレイムズは、
的外れな分野に力を入れて、
事業を空回りさせた組織例を、
もうひとつ考えてみたいとし、
ビジネス書の出版という
比較的小さな業界の事例を示す。
「ドラッカーは、
自分の姓はもともとは「印刷工」を意味するが、
それにもかかわらず、
ある業界の先行きについて見通しをひどく誤った、
と自嘲ぎみに語っていた。
出版業界をめぐっては、
ほかの業界と比べてもとにかく予想どおりに
事が進まない例が多かった、と」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第3章 組織のほころび)
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