■マネジメントは社会秩序■~目的や強みを持った人材~

おはようございます。


既に雨が降り始めた高知の朝です。

これから段々強くなり、

ところによると雷雨の可能性もありそうです。


お気を付け下さい。


木曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



クレイムズは、

ドラッカーの『企業とは何か』は、

経済学者からは低俗な社会学、

政治学者からは非常識きわまりない経済学

という烙印を押された、

とした。



そして、だからこそ、

ドラッカーの職業人生は

最初から多難だったのだろう、

と続ける。



クレイムズは、

ドラッカーの初期の作品が

異彩を放つのは、

組織はティラー流の

組み立てラインとは違い、

歯車によってではなく、

目的や強みを持った

人材によって構成されている、

という気づきに貫かれていたからだ、

とする。



ドラッカーは、

マネジメントは科学ではなく、

実践であり、

社会秩序であると主張し、

マネジメントの世界に新風を吹き込んだ。



ドラッカーはまた、

組織において士気が

いかに重要であるかをいち早く説き、

『現代の経営』(1954年)には

こう記している。





「わたしたちは会社の


 『リーダーシップ』や『気質』を論じるが、


 リーダーシップはマネジャーが発揮するものであり、


 気質もやはりマネジャー層の気質である」





(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第6章 働き手を尊重する)

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