■何が課題であるか■~なぜそれに取り組むのか~
おはようございます。
既に雨が降り続く快晴の高知の朝です。
このまま午前中は雨、
午後には上がりそうですね。
日曜日、良い休日をお過ごしください。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
メイヨーとフォレットは共に、
当時のマネジメント理論は
マネジメントの人間的な側面を見過ごしており、
これが大きな欠点だと考えていた、
とした。
そして、メイヨーは後年、
人間関係学派の創始者として
知られるようになるが、
ドラッカーも指摘しているように、
人間関係学派はマネジメントの
人間的な側面を
探求し尽くしたとはいえない、
と続ける。
ドラッカーは、
フレデリック・テイラーは
いわゆる科学的管理法を唱えたが、
もっぱら
『どのように仕事をこなすべきか』
だけに注目し、
『課題は何か』
『なぜそれに取り組むのか』
という問題意識は持たなかった、
とする。
さらにそれから50年近くののち、
メイヨーが科学的管理法を否定し、
新たな理論を打ち立て、
『人間関係学派』を創始したのだ、
と続ける。
「しかしメイヨーもテイラーと同じく、
『課題は何か』『なぜそれに取り組むのか』と
問いかけはしなかった。
モノづくりやその流通をめぐっては、
何が課題であるかは
つねに自明だとされていたのだ」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第6章 働き手を尊重する)
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