■ドラッカーならではの慧眼■~仮説を疑い、捨てる~
おはようございます。
日の出が早まった高知の朝、
少し肌寒く感じますが、
日中は暖かくなりそうですね。
火曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
科学的管理法と人間関係学派はひとえに、
何をすべきかではなく、
仕事をこなす最善の方法を論じたのだった、
とした。
しかしドラッカーは、
マネジメントの本質は
科学ではなく実践にあるとする立場から、
何をすべきかは方法論以上に重要だと考えたのだ、
と続ける。
これもまたドラッカーならではの慧眼であり、
あらゆる仮説を疑い、
状況にそぐわなくなった仮説を捨てるという、
素晴らしい資質があった。
クレイムズは、
マネジメントには、
当然ながら戦略も含まれるが、
アルフレッド・スローンは1920年代、
ヘンリー・フォードを打ち負かしたが、
これは優れたセグメンテーション戦略の
勝利だったとする。
「ドラッカーは
ヘンリー・フォードに
批判的な立場をとっていた。
『フォードはマネジャーの重要性を理解せず、
そのせいで会社の舵取りを誤った』
と考えていたのだ。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第6章 働き手を尊重する)
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