■偽りの正確さの危険■~幅をもった情報こそ重要~

おはようございます。

三連休初日、朝から厳しい陽射しの川崎です。

明日はボケ防止チャレンジの
BMテスト受験します。

今日は吞んでる場合じゃない。
って思ってます。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



人の組織の管理手段には、七つの要件がある。

その4点目
◆精度適合性
測定を行う際の精度は、
その対象に適していなければならないということ。

例えば50~70%の範囲でしか
いえないことについて、
小数第六位まで測定しても
正確になるわけではない。

ドラッカーは、これこそ、
偽りの正確さであり、
人を誤らせるとする。

市場シェア26%という数字。
26%はどうなの?

「支配的ではないが限定的でもない」
である。

しかも、たとえそのように表現したとしても、
市場そのものの定義が誤っていては意味がない。

いかなるデータが必要かを
考えなければならない。

一見根拠がありそな詳細な数字よりも、
概算のほうが正確な場合があり、

その概算よりも数字の幅のほうが、
正確な場合があり、

さらには数字の幅よりも、
「よい大きい:小さい」、
「より早い:遅い」、
「上へ:下へ」などの表現が
十分に定量的で、正確で、厳格で
あることを知らなければならない。

ドラッカーは、
大雑把な数字のほうが
本当の姿を伝える、
とする。


「正確な測定が困難であり、

 幅をもってしか評価できない

 という情報こそ重要である。

 市場シェア26%という数字は、

 正確であるかのような響きを持つ。

 だがそのような言い方は、

 まったく不正確であって何の意味もない。」

~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第6章 マネジメントの技能  29 管理)


























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