■測定できるものは、過去の事実■~未来についての事実はない。~

おはようございます。

昨日の暑さには驚きましたが、
今朝も朝から真夏の日和。

今日も熱中症にお気を付け下さい。
一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



組織の管理手段、三つの特性。
三つ目

◆測定不能な事象にも適用しなければならない。

管理の為に行う、測定、定量化は
組織内部の事象は可能だが、
外部で起こる事象は困難である。

しかし、その組織内部の事象にさえ、
重要であって、定量化しえないものがある。

例えば、前年度の利益は
定量的に測ることはできるが、
優秀な人財を惹きつけ引きとめるという
事象は定量化できない。

だが、優秀な人材を惹きつけ引きとめることは、
前年度の利益よりも重要かもしれない。

また、馬車のムチが市場に
受け入れられている時期には、
製造企業は衰退という変化を
測定することは困難だった。

これまで、売上が上がっているという事実は
事象として測定できたが、
これから起こる衰退という変化は
”事実”ではない。

事実でないことを
測定することは困難なのだ。

しかしドラッカーは、
管理手段は、測定可能な事象のみならず、
測定不能な事象に対しても
適用しなければならない、
とする。


「測定できるものは、

 すでに発生した事実、

 過去のものである。

 未来についての事実はない。

 しかも測定できるものは、

 ほとんどが外部ではなく

 内部の事象である。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第6章 マネジメントの技能  29 管理)
























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