■真の管理とは何か■~賞罰、価値とタブー~

おはようございます。

薄日が差す川崎の朝です。
昨日の想定外の嵐には驚かされましたが、
今日は雨の心配はなさそうですね。

梅雨明け間近でしょうね。

今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、管理手段には
七つの要件があるとした。

そして、さらに重要なことがあると続ける。

組織は、目的を持ち、活動を行い、
成果をあげ、その結果により
継続したり消滅したりする。
これが、実態としての組織である。

そして、ドラッカーは、
組織は”人間社会の擬制”でもあるとする。
何を意味するのか。

組織は、社会と同様に、
個々人の欲求、ニーズの集合体であるため、
それらを組織全体の中で
バランスを取りながら、維持継続しなければならない
ということを意味する。

この個人の欲求を満たすものが賞罰であり、
各種の奨励策や抑止策である。

人はいかに賞され罰せられるかによって左右されるが、
個人の欲求の全てを定量化することは不可能である。

これら賞罰は、個々人に組織の目的、価値観のみならず、
組織における自らの位置づけと役割をも教える、
定性的なものである。

ドラッカーは、この定性的な管理手段としての
賞罰、価値とタブーにこそ、
”真の管理”があるとする。



「人には、それぞれの理想、目的、欲求、ニーズがある。

 いかなる組織であっても、メンバーの欲求やニーズを

 満たさなければならない。

 この個人の欲求を満たすものこそ賞や罰であり、

 各種の奨励策、抑止策である。」

~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(6章 マネジメントの技能  29 管理)





























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