■MBOというコンセプト■~一種のマネジメント・ツール~
おはようございます。
高知の朝は一桁気温、
久しぶりに寒く感じます。
日中も晴れますがもう
夏の気温にはならないようですね。
火曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
ドラッカーより若い世代の学者たちは、
マネジメントという
大きな枠組みのなかで
独自の領域を切り開いて名声を手にしたが、
一方でドラッカーは、
マネジメント全般を扱い、
どれかひとつの領域に焦点を
しぼったわけではない、
とした。
そして、トム・ピーターズが世に出した
『エクセレント・カンパニー』は、
500万部超の大ベストセラーとなり、
そこで紹介された
エクセレント・カンパニーに
まつわるエピソードは、
数多くのベストセラー・ビジネス書にも
取り上げられた、
と続ける。
この様に若い世代が脚光を浴びる一方で
ドラッカーが例外的に広く知られたのが、
自らが考案した「目標管理(MBO:management by objectives)」
という有名なコンセプトで、
これは、上司が部下のために目標を設定し、
その目標のもとに管理を行うという、
一種のマネジメント・ツールである。
「MBOは1954年刊行の
『現代の経営』(ThePractice of Management)ではじめて登場し、
ドラッカーが生み出したコンセプトのなかで
最もよく引用されている。
このコンセプトの狙いは、
ひとりひとりの働き手に
企業戦略の実現に向けた明快な目標を与え、
組織の生産性を高めることにある。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第2章 何よりも大切なのは学びである)
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