■堪忍袋の緒が切れた■~アメリカ株式会社の転機~
おはようございます。
夜明け間際の高知の空には
今日も星が輝いています。
日中も晴れ、
気持ちのいい晩秋の一日となりそうです。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
アメリカ株式会社におけるCEOが、
一般の働き手の何百倍もの
報酬を得ることなど強欲だとし、
40年ものあいだ著述の対象としてきた
営利企業に批判の矛先を向け、
非営利団体に関心を向けたのだった。
そしてすでに何年も前から
非営利団体のコンサルティングを
手がけてはいたが、
民間企業の経営トップたちが
あまりに強欲であるため、
ついに堪忍袋の緒が切れたのだった。
クレイムズは、
1980年代のアメリカ株式会社は
転機にさしかかっていたとし、
70年代には、
株価の大幅な下落、
何度かの不況、
オイルショック、
20%に迫る金利高騰
などに見舞われ、
この嵐が去ったら強さを取り戻そう、
と身を低くしていたとする。
「80年代になると、
GEをはじめとして各社は
攻めの姿勢に転じた。
「何としてでも利益を増やそう」
という決意のもと、
組織の改編に乗り出し、
マネジメント階層を減らし、
かつてない大がかりな人員削減を行った。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第3章 組織のほころび)
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