■病院組織の問題■~『まったくなっていない』~

 おはようございます。


高知の朝、既に道路が濡れています。

予報通り今日は一日雨のようですね。


気温は朝から暖かく、

日中も10月並みとなりそうです。


火曜日、今日も一日よろしくお願いします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドラッカーは、

ありとあらゆる非営利団体の仕事に

熱心に取り組んだ、

とした。



しかし、最も大きな

マネジメント問題を

かかえていたのは、

教会でも大学でもなく、

どのような組織にも増して

ほころびが目立ったのは病院だった、

と続ける。



ドラッカーは、

病院の組織を動かしていくのが、

いちばん困難で、

病院が十分に役割を果たすのは、

生命の危機にさらされている患者に

対応するときだけで、

重い病気に苦しむ患者以外には、

真剣に対応しないのだ、

と語った。





「老婦人が午前三時に心不全にみまわれたなら、


 当直の看護師はものの数分で


 医師やスタッフを集め、


 治療に取りかかるための手配をする。


 ところが、命にかかわる急患をべつにすると、


 病院の仕事ぶりは


 『まったくなっていない』のだ。」







(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第3章 組織のほころび)

コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~