■強欲もいいところ■~批判の矛先は営利企業へ~
おはようございます。
日の出間際の高知、
夜空に残星が輝いています。
ワールドカップで日本勝ちましたね。
俄かファンでも劇的な試合に前のめりに、
次が楽しみです。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ストックオプション制度のもとでは、
マネジャー達はどうしても、
長期的な利益を犠牲にして
足元の利益を増やそうとするのだ、
と考えていた。
そしてさらに、
CEOの報酬を決める際には、
株価の水準や動きを
考えに入れるべきではないだろう、
とも語っていたとする。
ドラッカーの主張は、
CEOが一般の働き手の
何百倍もの報酬を得るなど、
強欲もいいところだ、
というものだった。
ちなみに日本では、
CEOの報酬は多くても
一般従業員の40倍だとする。
「このためドラッカーは、
それまで40年ものあいだ
著述の対象としてきた営利企業に
批判の矛先を向け、
非営利団体に関心を向けたのだった。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第3章 組織のほころび)
コメント