■IBMの経営危機■~役所的な体質~

 おはようございます。


未明の高知、

今朝の冷え込みは一息です。


日中は晴れて寒い一日になりそうです。


連休明けの火曜日、

今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ジャック・ウェルチは、

過去、偉大な企業の多くが

栄光の座からすべり落ちていったが、

原因は、経営者が見通しを誤ったり、

市場の激変を見抜けなかったりしたことだ、

とした。



そして、例えばIBMは、

やることなすこと裏目に出て

深刻な経営危機に陥り、

RJRナビスコの

前CEOルイス・ガースナーに

起死回生を託した、

と続ける。



スナック菓子業界の経営者にすがるとは、

なんとも意外だったが、

IBMはひどく痛手を負い、

1993年には実に

80億ドルもの損失を計上していたのだ。



クレイムズは、

そこにガースナーが乗り込み、

すぐさま、IBMはあまりに

巨大化しすぎて役所的な体質がしみつき、

顧客との接点を失っていると

見抜いたのだとする。








「当時、株価は80年代以降で


 はじめて15ドルを下回り、


 先行きの見通しにも


 まったく明るさはなかった。


 ガースナーは絶妙のタイミングで現れた


 救世主だった。」





(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第4章顧客の視点に立つ)

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