■貢献をベースにした活動単位■~組織構造の設計は最後に~
おはようございます。 薄明るい雲に覆われた川崎の朝です。 今日も不安定な天気、 東京地方、午後には雷雨の予報も。 月曜日今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、組織の問題について 認識すべきことを指摘する。 その2点目 ◆組織構造の設計は最後に手をつける。 では、最初に手をつけるべき ”組織の基本単位”とはなにか? 基本単位とは、 企業の活動を貢献の種類で分析し、 統合したり切り離したりして 活動を類型化し、 その中から同一の貢献を果たす活動を まとめたものである。 この”貢献分析”を行う際には、 次の4つの分類基準がある。 ●成果活動 ・直接成果活動:マーケティング、イノベーション等の事業活動 ・成果貢献活動:R&D、調達、製造、物流等の成果活動を間接的に支援する活動 ・情報活動:人事、総務、広報、会計等の直接成果活動に必要とされる情報を生み出す活動 ●インプット活動 ・良識活動:ミッション・ビジョン浸透等の組織の卓越性を追求する活動 ・助言活動:他の貢献活動を支援するスタッフ活動 ・関係活動:コンプライアンス、法務等の活動 ●家事活動:成果に結びつかない活動 ●トップ活動:類型化できない多元的なトップマネジメント層の活動 「組織構造の設計は 最初に手をつけるべきものではなく、 最後に手をつけるべきものである。 最初に手をつけるべきは、 組織の基本単位を 明らかにすることである。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 31 新しいニーズ)