■高齢化からはもはや逃れられない(3)■~政治そのものに影響を与える~

 おはようございます。


小雨の降る高知の朝です。


この雨は強くは降らなそうですが、

明日未明まで続きそうです。


土曜日、良い週末をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

~『見えざる革命』から



上田さんは、

世界中のたくさんの経済学者は、

高齢者が喜んで働き、

それに報いることができなければ

年金社会は破綻するしかない

ということも指摘しない、

とした。



ドラッカーは、

やがて強制的な退職年齢は

禁じられるようになるという。



そして、

肉体労働者であれば

定年も歓迎されるだろうが、

知識労働者はまだ働けるので、

彼らを働かせないことは

もったいないうえに、

社会がもたない、

と続ける。



就業時の平均余命と強制退職年齢の関係は、

簡単な算数の問題だが、

高邁な学者、官僚、政治家は

なぜか解こうとしない。



ドラッカーは、

人口構造の変化と年金社会の誕生は、

新しい問題を生み、

新しい政策を要求し、

新しい問題領域を明らかにし、

これまでの問題領域の多くを

意味のないものにするとし、

さらに続ける。












「社会の気質、空気、価値、行動を変化させる。


 それに伴い政治そのものに影響を与える。」



(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 2 時代の変化を捉えるために)


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