■なぜ知覚的な認識が必要なのか(2)■~悪魔に魅せられた挙げ句の幻~
おはようございます。
朝から雨降りの高知です。
このまま雨は続きそうですが、
気温は20度前後で
涼しい一日になりそうです。
土曜日、良い週末をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
~『イノベーターの条件』から
上田さんは、
中世の暗黒にあって、
一つの真理を得るならば、
論理の力によって
もう一つの真理を得て、
かくして、
神の存在まで論理の力で
証明することができると考えた
幾何学者がいたとした。
しかし、この定式が成立するには、
最初の真理が確たる真理でなくてはならず、
悪魔に魅せられた挙げ句の
幻であってはならない、
と続ける。
だが、かかる考えが幻であったとしても、
かかることを考えている我が、
今ここにあることに間違いはなく、
こうして彼は、
「我思う、ゆえに我あり」と言った。
「暗黒に理性の光が差し込み、
そこから近代合理主義としての
モダンが始まった。」
(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 1 いかに変化を知覚するか ポストモダンの作法)
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