■あるのはコストセンターだけ■~問題はもっと根深い~
おはようございます。 大みそかの高知、 天頂に月がおぼろげに光っています。 消えかかろうとしています。 毎年年越しはどこかの宿で過ごすというのが、 このところの母親と家内のお望み。 年末に親族に不幸があり、今年は近場に急遽変更し 県東部にあるホテルで過ごすことにしました。 ゆったりと朝湯朝酒を楽しみたいと思います。 日曜日、良い新年をお迎え下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは非営利組織の最大の問題は、 収益がないということで、 企業においては、 利益を成果指標とすること 決して優れてはいないが、 規律をもたらす役目は果たしている、 とした。 そこでクレイムズは ドラッカーとのインタビューで、 社内には利益源はなく、 あるのはコストセンターだけですよね、 としばしば唱えていた教えを引き合いに出した。 するとドラッカーからは、 問題はもっと根深いとの言葉が返ってきた。 非営利組織のほとんど、 特に地域に閉じた非営利組織は、 望ましい結果が出せない場合には、 それまでと同じ取り組みに いっそう力を入れるのだという。 ドラッカーは、 彼らは結果が出ていないのに、 従来のやりかたと決別せず、 結果の出ていない分野に 最も優秀な人材を投入するのだとする。 「これもまた ドラッカーの貴重な教訓であり、 営利企業と非営利組織にともにあてはまる。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第14章 リーダーにとって何より重要な仕事)