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■あるのはコストセンターだけ■~問題はもっと根深い~

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 おはようございます。 大みそかの高知、 天頂に月がおぼろげに光っています。 消えかかろうとしています。 毎年年越しはどこかの宿で過ごすというのが、 このところの母親と家内のお望み。 年末に親族に不幸があり、今年は近場に急遽変更し 県東部にあるホテルで過ごすことにしました。 ゆったりと朝湯朝酒を楽しみたいと思います。 日曜日、良い新年をお迎え下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは非営利組織の最大の問題は、 収益がないということで、 企業においては、 利益を成果指標とすること 決して優れてはいないが、 規律をもたらす役目は果たしている、 とした。 そこでクレイムズは ドラッカーとのインタビューで、 社内には利益源はなく、 あるのはコストセンターだけですよね、 としばしば唱えていた教えを引き合いに出した。 するとドラッカーからは、 問題はもっと根深いとの言葉が返ってきた。 非営利組織のほとんど、 特に地域に閉じた非営利組織は、 望ましい結果が出せない場合には、 それまでと同じ取り組みに いっそう力を入れるのだという。 ドラッカーは、 彼らは結果が出ていないのに、 従来のやりかたと決別せず、 結果の出ていない分野に 最も優秀な人材を投入するのだとする。 「これもまた  ドラッカーの貴重な教訓であり、  営利企業と非営利組織にともにあてはまる。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第14章 リーダーにとって何より重要な仕事)

■非営利組織には収益がないこと■~規律をもたらす役目~

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 おはようございます。 高知の朝、 冷え込みましたね。 寝室エアコンONでした。 日中は今日も暖かそうで、 大掃除には良さそうです。 今年もあと二日、 やれることはやる、 やれないことは来年に延ばす。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− クレイムズは、 ドラッカーは1950年代にはすでに、 非営利組織とともに仕事をしていた、 とした。 そして1980年代に入るとドラッカーは、 非営利組織は、営利企業にも増して、 自分と自分の持つマネジメントの知見を 必要としている、 と感じていたのだと続ける。 ドラッカーは、 なぜなら非営利組織、 とりわけ規模の大きな非営利組織は、 はっきりしたミッションを 持っていないからなのだとした。 クレイムズは、 ただしふたつめの問題点は さらに悩ましいものだと思えたとする。 「最大の問題は、  非営利組織には収益がないことです。  企業においては、  利益は成果指標としては決して優れていませんが、  規律をもたらす役目は果たしています。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第14章 リーダーにとって何より重要な仕事)

■営利企業にも役立つ■~非営利組織とともに仕事~

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 おはようございます。 未明の高知、 コールドムーンが西北に浮かんでいます。 ほぼ満ちていてきれいです。 今日も快晴、暖かくなりそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 非営利組織の運営は、 損益責任を負う企業経営とくらべて、 『気楽』なものだろうと考えていた。 だが、すぐにふたつの点が はっきりしたとする。 それは、このテーマはドラッカーの関心を 掻き立てたということ、 もうひとつは、 非営利組織にあてはまる教えの主なものは、 営利企業のマネジャーにとっても 役に立つということだと続ける。 クレイムズは、 第3章でも述べたように、 ドラッカーは1950年代にはすでに、 非営利組織とともに仕事をしていたとする。 「長い歳月のあいだには、  アメリカ救援物資発送協会(CARE)、  救世軍、アメリカ赤十字、ナバホ部族会議、  アメリカ心臓協会、  さらには地元カリフォルニア州ラバーンの  アメリカ聖公会などの仕事を、  無償で引き受けた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第14章 リーダーにとって何より重要な仕事)

■非営利組織のマネジャー■~職務放棄も同然~

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 おはようございます。 未明の高知、 西の空にくっきりと丸い月が浮かんでいます。 快晴です。 今朝は寝室のエアコン不要でした、 日中も暖かそうですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 世の中のリーダーはみな、 危機への備えをしなくてはいけないのだ、 とした。 ドラッカーは、 組織のリーダーにとって何より重要な仕事は、 危機の到来を念頭に置いておくことで、 危機を避けないまでも、 想定はしておく必要があるとする。 そして、 危機が訪れてからはじめて 腰をあげるようでは、 職務放棄も同然ではないかと続ける。 インタビュー当日の昼食時に、 ドラッカーのお気に入りテーマである 非営利組織に話がおよんだが、 クレイムズは、 非営利組織のマネジャーについての本を 書くつもりはなかったため、 このテーマは予想外だったとする。 「率直なところ、  損益責任を負う企業経営とくらべて、  非営利組織の運営は  『気楽』なものだろうと考えていた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第14章 リーダーにとって何より重要な仕事)

■第14章 リーダーにとって何より重要な仕事■~嵐を吹き飛ばすような組織~

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 おはようございます。 未明の高知、 北の空には雲が多く浮かんでますが、 南東には一つ星が輝いています。 今は冷えてますが、 日中は随分と暖かくなりそうです。 寒暖差にお気を付け下さい。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 今日から「第14章 リーダーにとって何より重要な仕事」。 嵐を察知してそれに耐えることのできる組織、 いや、嵐を吹き飛ばすような組織を 築かなくてはいけない、 とする。 そしてドラッカーは、 数々の著書において、 差し迫った危機を迎え撃つ 備えをしなくてはいけない、 と断言している。 ドラッカーは1990年に、 危機に備えるのがリーダーの仕事だ、 とも述べているが、 クレイムズは、 インタビューした際に、 病院は危機対応を好む、 とドラッカーは語っていたが、 危機は病院の救急治療室のなかだけで 起きるわけではないとする。 「世の中のリーダーはみな、  危機への備えをしなくてはいけないのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第14章 リーダーにとって何より重要な仕事)

■テクノロジーよりも人材■~パートナーとしてのインセンティブ~

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 おはようございます。 未明の高知、 満天に沢山の星が残されていますが、 東の空がわずかに朱色に染まり始めています。 今朝の冷え込みはさほどきつくないです。 日中も晴れて暖かくなりそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 新しい産業がどのような産業なのかは、 いまの時点では見当がつかず、 はっきりと形になるまでには 20年くらい懸命に 努力しなくてはいけないかもしれない とした。 そして最終的にドラッカーは、 テクノロジーよりも人材を重んじるべきだ、 という持論に立ち返っている と続ける。 さらに、 これからの時代に繁栄するのは、 一流の人材をひきつけ、 つなぎ止める企業であるとし、 さらに次のとおり続ける。 「そのためにはストックオプションほかの  金銭で釣るのではなく、  人材を部下よりも  むしろパートナーとして扱うことにより、  インセンティブを与えるべきだという。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■歴史の転換点という見解■~新しい産業の到来~

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 おはようございます。 未明の高知、 雲が北の空にかかってますが、 南東の空から明るくなってきました。 今日も晴れ、年内は概ね好天の様ですね。 月曜日今週もよろしくお願いします。 Merry Christmas!Hope you are happy and smiling. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 機械はしょせん「愚か者」にすぎず、 経営者やマネジャーになり代わって 難しい判断を下せるわけではないのだと ドラッカーは気づいていたとした。 そしてドラッカーはまた、 数次にわたる情報革命は 歴史の転換点にあたる、 という見解を持っていた、 と続ける。 クレイムズは、 第四次ともなると、 情報革命のさきがけではないが、 新しい産業の到来を 告げるものであるとする。 「それがどのような産業なのかは、  いまの時点では見当がつかず、  はっきりと形になるまでには  20年くらい懸命に  努力しなくてはいけないかもしれない。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■機械はしょせん「愚か者」■~コンピュータの限界~

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 おはようございます。 未明の高知、 満天の星が朝焼けに 消えかかろうとしています。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 最晩年のドラッカーは、 組織が生み出す情報の 90%が依然として 社内に関するものであることに 落胆していた、 とした。 そして上級マネジャーは、 顧客、消費者、市場などについて、 具体的な行動につながる情報を求めているが、 それが手に入らないため いらだちを募らせている、 と続ける。 クレイムズは、 このいらだちこそ、 変革に向けた最大の 原動力になるだろうとする。 ドラッカーは、 情報をさまざまな角度から眺め、 コンピュータは企業やビジネスに 大きな影響をおよぼすだろう、 といち早く悟ったが、 一方ではその限界にも気づいていた。 「機械はしょせん「愚か者」にすぎず、  経営者やマネジャーになり代わって  難しい判断を下せるわけではないのだと。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■考え方の移り変わり■~情報を活かす必要性~

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 おはようございます。 午前6時半の高知はまだ日の出を迎えていません。 南東に薄く浮かぶ雲が茜色に染まり始めています。 さぶぅ~。 昨日は冬至。 ゆず湯で温まり、 ゆずの香りを付けた カボチャの煮物を肴にして、 半月前にゆず10個ほどを浸した 日本酒をちびり。 ゆず尽くしでした。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 知識労働者は、 どれほど高給を支払ったとしても、 従業員として扱っていたのではだめで、 共同経営者として処遇する必要がある、 とした。 クレイムズは本章「第13章 第四次情報革命」を、 次のとおり締めくくる。 情報や「情報革命」をめぐる ドラッカーの考え方の移り変わりを見ると、 ドラッカーについて多くを 知ることができる。 ドラッカーは当初、 社内の業績評価ツールとして 情報をとらえていたが、 やがて、顧客、競合他社、市場など、 外の世界をよりよく理解するためのツールとして、 情報を活かす必要性が高まっている、 と考えるようになっていった。 「だが、最晩年の1990年代末には、  組織が生み出す情報の90%が  依然として社内に関するものであることに、  落胆していた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■部下ではなく仲間■~共同経営者としての処遇~

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おはようございます。 未明の高知は今日も晴れ、 厳しい冷えこみです。 今日は今季初めての冬日、 暖かくして過ごしましょう。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 知識を土台とした組織の業績は、 知識労働者をいかにひきつけ、 つなぎ止め、 士気を高められるかにかかっており、 この傾向は強まっていくはずだとした。 そして、そこで現状では、 働き手の金銭的欲求を満たそうとしているが、 この手法が通用しなくなったなら、 彼らの信条に訴えかけ、 高い評価や世の中に対する影響力などを 与える必要が生じるだろうと続ける。 さらに、 部下ではなくエグゼクティブ仲間へと 位置づけを改めるのだ、 とする。 「あるいは、  たとえどれほど高給を支払ったとしても、  従業員として扱っていたのではだめで、  共同経営者として処遇する必要がある。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■一流の人材をひきつけること■~金銭的な報酬ではない~

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 おはようございます。 未明の高知は晴れ、 冷えてます。 日中も随分と寒くなりそうですね。 暖かくしてお過ごし下さい。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 これからの新産業についても、 1830年以降に興隆した産業と同様に 苦難、失望、失敗などを 経験することになるだろうとした。 クレイムズは、 なおドラッカーは、 これからの時代に 組織が繁栄するためには、 一流の人材をひきつけ、 つなぎ止めておくことが 何よりも重要だろう、 と述べているとする。 そしてそのカギは 金銭的な報酬にあるのではない、 とも考えていたとする。 「組織の将来は知識労働者にかかっているが、  彼らを金銭で釣ろうとしてもうまくいかないだろう。  .....知識を土台とした組織の業績は、  知識労働者をいかにひきつけ、  つなぎ止め、  士気を高められるかにかかっており、  この傾向は強まっていくはずだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■ジェームズ・ワットの蒸気機関■~短期間で莫大な富を得る~

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 おはようございます。 未明の高知の空はまだ曇ってますね。 これから段々と晴れて、 気温も昨日よりか暖かくなり、 3日振りの好天となりそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 情報革命は18世紀末から 19世紀はじめにかけての 産業革命と同じように展開する、 という前提を置いているとした。 そして、 情報革命の現状は、 1820年代はじめ、 すなわちジェームズ・ワットが 蒸気機関を改良した およそ40年後になぞらえることができる と続ける。 産業革命の初期に花開いた、 綿織物、繊維、鉄、鉄道などの産業は、 凄まじい活況ぶりを見せ、 多くの人々が短期間で 莫大な富を手にした。 さらに、1830年以降に興隆した産業もまた、 億万長者を生み出したが、 こちらは20年にわたって額に汗して働き、 苦難、失望、失敗などを 経験しなくてはならなかったとする。 「これからの新産業についても、  同じことがあてはまるだろう。  バイオテクノロジーはすでにこうした道を  歩みはじめている。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■グーテンベルクの印刷革命■~産業革命と同じ展開~

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 おはようございます。 未明の高知は寒いです。 日中も10度を下回り、 雨が続く一日になりそうです。 今年もあと10日余り、 病気やけがに気を付けて 過ごしましょう。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 新しい技術とそれを土台とした 産業のほとんどは、 コンピュータや情報技術に 由来するものではないことも、 ほぼ確実であるとした。 そして言うまでもなく、 これらは予測にすぎないと続ける。 しかし、この陰には、 グーテンベルクによる 印刷革命にはじまる、 過去500年間の技術革命と同じように、 情報革命もまた、 過去の革命と同じように進む、 という前提があるとする。 「・・・・・・特に、  情報革命は18世紀末から  19世紀はじめにかけての  産業革命と同じように展開する、  という前提を置いている。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■バイオテクノロジーの成長■~ふいに誕生する新技術~

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 おはようございます。 未明の高知は冷え込み、 寒空の中、星が輝いています。 今日も晴れて寒い一日になりそうです。 暖かくしてお過ごし下さい。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 情報革命は組織や市場に 大きな影響を与えるばかりでなく、 予想もしなかったような 新しい産業が確実に生まれ、 速やかに成長するだろうとした。 クレイムズは、 ドラッカーが具体例としてあげたのは、 バイオテクノロジーであると続ける。 ドラッカーは、 ほかにも新技術がふいに誕生し、 大きな産業へと発展する可能性が高く、 その中身については まったく見当がつかないが、 短期間で目覚ましい成長をとげる と考えられるとする。 「いや、ほぼ確実だろう。  しかも、新しい技術と  それを土台とした産業のほとんどは、  コンピュータや情報技術に  由来するものではないことも、  ほぼ確実である。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■おおもとからの変化■~自分への見方が激変~

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 おはようございます。 冷え込んでいる未明の高知、 いくらか星が輝いています。 今日は10度を超えない一日になりそうです、 暖かくしてお過ごし下さい。 良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 インターネット上では、 商品、サービスの流通ばかりか、 驚くべきことに、 マネジャーやプロフェッショナルの 転職・就職仲介なども行われており、 いずれは流通チャネルの 主力にまでなるだろうとした。 そしてこれを受けて、 経済、市場、産業構造、 商品・サービスとその流れ、 顧客セグメンテーション、 顧客価値、顧客行動、職や労働市場などが、 おおもとから変化するだろうと続ける。 しかも、社会や政治への影響はさらに大きく、 とりわけ、人々の世界への見方、 そのなかでの自分への見方が 激変するはずだとする。 クレイムズは、 ここからはっきり読み取れるように、 ドラッカーは、情報革命が組織や市場に 大きな影響を与えると考えていたばかりか、 その可能性を強く信じ、 大きな期待を寄せていたとする。 ドラッカーは次のとおり述べる。 「同時に、  予想もしなかったような  新しい産業が確実に生まれ、  すみやかに成長するだろう」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■インターネットの真骨頂■~世界規模の流通チャネル~

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 おはようございます。 雨は降ってないようですが、 暗く暖かな未明の高知です。 今日はこんな感じで時折小雨もありそうです。 折り畳み傘で良いんじゃないですか。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーは電子商取引と、 それが情報革命にもたらす 影響や位置づけを説いているが、 くわえて、情報革命のべつの側面にも 光をあてているとした。 ドラッカーは、 情報革命はようやくその真骨頂を 見せはじめたようだが、 その原動力は『情報』でも 『人工知能』でもないとする。 それは、コンピュータが 意思決定や戦略におよぼす 影響ではなく、 10年ないし15年前には 誰も予見せず話題にもしなかった事象、 つまり、世界規模の流通チャネルとしての 役割を帯びている点こそが、 インターネットの真骨頂であるとする。 「インターネット上では、  商品、サービスの流通ばかりか、  驚くべきことに、  マネジャーやプロフェッショナルの  転職・就職仲介なども行われており、  いずれは流通チャネルの主力にまでなるだろう。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■情報革命の先にあるもの■~最晩年の著書『ネクスト・ソサエティ』~

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 おはようございます。 未明の高知は真っ暗、 まだ霧雨が残っています。 この天気、座流星群は無理ですね。 今日は一日こんな曇天、 気温は20度を超えそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 流通や保管の形態がどう変わろうとも、 印刷物の本質は揺るがず、 いつまでも私達に 情報を提供してくれるはずだとした。 そして1999年にドラッカーは、 ”情報革命の先にあるもの”、 という論文を発表し、 そのなかで情報革命についての考え方を さらに発展させた。 クレイムズは、 この論文は当初 『アトランティック・マンスリー』誌 に掲載され、 後に最晩年の著書『ネクスト・ソサエティ』 に収録されたが、 この論文でドラッカーは、 情報革命についての 新たな視点を提供しているとする。 「電子商取引と、  それが情報革命にもたらす  影響や位置づけを説いているのだ。  くわえて、情報革命のべつの側面にも  光をあてている。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■印刷物の本質は揺るがない■~新しい流通チャネル~

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 おはようございます。 未明の高知、 今日も星がたくさん輝いています。 ふたご座流星群は残念ながら見えませんでした。 ゴミ出しの短時間じゃダメか。。。 昨日よりいくらか寒く感じます。 北海道は雪が降っているようですね。 夕方から明日にかけて雨予報、 早めの忘年会の予定がある方は傘をお忘れなく。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ITが活字メディアに取って代わるのではなく、 活字メディアの側で、 活字情報を流通させるための手段として、 ITを使いこなしているのであるとした。 クレイムズは、 とはいえ事は単純ではないと続ける。 ドラッカーは、 この新しい流通チャネルは、 活字本のあり方を 間違いなく変えるだろうとし、 新しい流通チャネルは、 つねに対象物に 影響をおよぼすのだとする。 「しかし、  流通や保管の形態がどう変わろうとも、  印刷物の本質は揺るがず、  いつまでもわたしたちに  情報を提供してくれるはずだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■活字情報の流通手段■~ITを使いこなす~

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 おはようございます。 未明の高知、 今日の夜空には星がたくさん輝いています。 冷え込みもそれほどでないです。 今日は晴れ、 気温は20度にはならない様で、 過ごし易い一日になりそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは『明日を支配するもの』の中で、 いまや本はネット上でも流通しており、 アマゾンは、わずか数年で ネット小売りの最大手へと躍進したとした。 クレイムズは、 インターネットの恩恵を受けたのは 本だけにとどまらないと続ける。 ドラッカーは、テーマを絞った雑誌は、 次々とオンライン版への移行し、 ネット上で情報を発信しているが、 読者はそれをプリントアウトして 読むのだとする。 「つまり、ITが活字メディアに取って代わるのではなく、  活字メディアの側で、  活字情報を流通させるための手段として、  ITを使いこなしているのである」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■電視革命と本の力■~ニューエコノミー論のまやかし~

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おはようございます。 未明の高知、暗い空ですが暖かです。 これから晴れてきそうでが、 夕方にはまた曇りそうです。 この暖かさ、日中は20度を超えそうです。 この暖かさはいつまで続くのでしょうね。 反動が怖いです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーは1990年代末、 つまりインターネットの普及を受けて 多くの業界が変貌をはじめた後にも、 情報革命について論じていたとする。 ニューエコノミーが流行語となり、 数多くの本や記事で、 従来の事業ルールが通用しない 新たなユートピアが謳われるなか、 ドラッカーは例によって、 ニューエコノミー論のまやかしに気づき、 本質を見通していたと続ける。 インターネットの普及により、 本は駆逐されるだろう、 という考え方が広がるなかドラッカーは、 ネットはむしろ活字メディアにとって追い風になる、 と見ており、『明日を支配するもの』には こんな一節があるのだ。 「いまや本はネット上でも流通している。  アマゾンは、わずか数年で  ネット小売りの最大手へと躍進した。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■自から積極的に動く■~組織の外側で何が起きているか~

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 おはようございます。 未明の高知の空に星は見えません。 雲が多そうです。 午後には雨が降りそうです。 月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 情報が事業に果たす役割の変化をめぐる ドラッカーの議論から得られる教訓の二点目は、 経理部門や情報システム部門などに、 外部環境をめぐる情報を入手する必要性を 納得させるということであった。 三点目は、 経理部門や情報システム部門が 動くのを待っていてはいけない ということ。 ドラッカーは、 外部環境についての 情報を集める体制を築くように、 と述べているが、 これは一朝一夕に実現するものではなく、 必要な情報を手に入れるには、 自分から積極的に動く必要がる、 とする。 「毎週二時間あるいは四時間でよいから、  ライバル企業のウェブサイトを覗くほか、  市場をめぐる、  顧客と意見を交わすなど、  組織の外側で何が起きているかを探ってみるのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■外部環境情報の必要性■~ドル箱事業を育てる~

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 おはようございます。 夜明けの高知、 茜に染まり始めた南東の空に 三日月が浮かんでます。 今日は晴れて気温上昇、 20度を超えそうです。 大谷翔平がドジャース移籍が決まりましたね。 やはり頂点に立てる場所が似合います。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 情報が事業に果たす役割の変化をめぐる ドラッカーの議論から得られる 3点の教訓の一点目は、 情報が行動に直結するのは、 顧客、顧客以外の消費者、 市場などについての 知見をもたらす場合であるであった。 二点目は、 経理部門や情報システム部門などに、 外部環境をめぐる情報を入手する 必要性を納得させること。 「併せて、  これら部門と力を合わせながら、  イノベーションをとおして  将来のドル箱事業を育てるために、  どのような情報が必要かを見極めよう。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■情報が事業に果たす役割■~消費者、市場などの知見~

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 おはようございます。 暗い空には雲がかかってます。 でもこれから晴れるとの予報ですね。 国会で自民党議員の裏金問題について議論されていたが、 彼らの思考パターンに倫理の入る余地はないんだなぁって思った。 ドラッカーはプロフェッショナルに求められる倫理について、 それは2500年前の名医ヒポクラテスの誓いである ”知りながら害をなすな”だとした。 我々は信頼できない医者の下で手術台に上がろうとは思わない。 同様に国民の命を預かる政治家についても当然のごとくそれは求められる。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 教育と医療の両方における最も大きな変化は、 データから情報、 つまりITの「T」から「I」へと 軸足が移ることだと結論づけた。 クレイムズは、 情報が事業に果たす役割の変化をめぐり、 ドラッカーは詳しい議論を展開したが、 そこから得られる教訓を3点にまとめている。 その一点目 ◎情報が行動に直結するのは、 顧客、顧客以外の消費者、 市場などについての 知見をもたらす場合である。 この条件を満たさないものは、 情報ではなくたんなるデータであり、 この条件を満たす情報は、 需要があってこそ得られるものだ。 「この点は肝に銘じておかなくてはいけない。  マネジャーたちが、生産性、  ひいては競争力を高めるために  何が必要かを理解したなら、  そこから需要が生まれ、  情報の入手につながるのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■「T」から「I」への軸足移動■~心身の働きを保つこと~

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 おはようございます。 未明の高知、 夜空に星が見えませんが、 雲が空を埋めている様子でもなさそうです。 今日は日本軍が真珠湾を攻撃し、 足掛け5年にわたる悪夢である 太平洋戦争開始の日。 遠い昔話ではない。 戦争は今現在も現実として、 世界の色々な場所で 無垢の命を奪っている。 他人事ではない。 火種があれば火事は起こる。 体制に流されて目先を失わないよう、 身の回りの火の用心を。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 遠隔教育が普及すると、 25年後までには、 アメリカに特有の独立系単科大学は 時代遅れになると予想した。 そして、 医療の分野でも、 上記と似たような コンセプトの変化が 起きるだろうと続ける。 さらに、病気と闘うことから、 心身の働きを保つことへ、 重点が移ることとなるため、 これまで医療を担ってきた 大規模な病院も開業医も ともに生き残るのは難しく、 いまの形態や役割のままでは、 確実に淘汰されるはずだとする。 クレイムズは、 次のとおり続ける。 「ドラッカーは、  教育と医療の両方における最も大きな変化は、  データから情報、  つまりITの「T」から「I」へと  軸足が移ることだと結論づけている。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■重要なコンセプトの変化■~遠隔教育の普及~

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 おはようございます。 未明の高知、 天頂の空を覆う雲の合間から 一瞬月が顔を覗かせました。 この雲も取れて日中は快晴になりそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーは情報を、 ビジネスの枠を超えたものだと 見なしていたとした。 そしてドラッカーは、 新たな情報革命は、 ビジネスの世界ではじまり、 極限まで進んだ感がある、 とする。 さらに、いまでは、 教育や医療の分野に 飛び火しそうな勢いだとし、 繰り返しになるが、 コンセプトの変化は、 ツールやテクノロジーの変化と 同等以上の重要性を持っている と続ける。 ドラッカーは、 最近では多くの人が理解しているとおり、 教育関連のテクノロジーは おおもとから変化するはずであり、 それに伴い組織も大きく変わるだろう とする。 「たとえば遠隔教育が普及すると、  25年後までには、  アメリカに特有の独立系単科大学は  時代遅れになると予想される。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■ビジネスの枠を超えたもの■~目的は情報の提供~

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 おはようございます。 未明の高知、 満天に星が輝いています。 昨日は寒い雨の一日でしたが、 今日は気持ちよく晴れて暖かくなりそうです。 寒暖差にお気を付け下さい。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは情報革命について、 未踏の分野が残されており、 それは最も重要な分野でもあるのだが、 いまだに体系的に情報を入手する手法が 生まれていないとした。 そして、社外についての情報を どう体系的に集めればよいのかは、 わかっていないのだと続ける。 新しい手法は、 データではなく情報の提供を 目的とするものだから 前提やなりたちが従来とは まったく異なるはずだとする。 しかもそれは、 経営トップを意識して、 彼らの任務や意思決定に役立つ情報を 提供しようとするもののだとし、 さらに続ける。 「ドラッカーは情報を、  ビジネスの枠を超えたものだと見なしていた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■最後のフロンティアは未開■~揺るぎない姿勢~

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 おはようございます。 未明の高知、 小雨が降っています。 今日は一日雨気温はあまり下がらない様です。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 近年では経営幹部の多くが、 よりよい仕事をするためには これまでと違ったレポートやデータが 欠かせないと考えるようになり、 経理・財務部門に注文を出した とした。 ドラッカーによれば、 このような動きは、 任務を果たすには どのような情報が必要か、 という経営幹部の自問から 生まれたという。 ドラッカーは四次にわたる 情報革命を論じる際にも終始、 情報の最後のフロンティアは未開のままだ、 と主張しており、 その揺るぎない姿勢は 目を見張るほどである。 「未踏の分野が残されている。  それは最も重要な分野でもあるのだが、  これについてはいまだに、  体系的に情報を入手する手法が  生まれていない。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■情報の輪郭をはっきりさせる■~これまでと違ったレポートやデータ~

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 おはようございます。 未明の高知、 お月さんを中心に、 沢山の星たちが輝いています。 昨日はフィリピン地震による 津波警報で大騒ぎになりました。 幸い日本での被害はなさそうでしたが 余震が続いています。 対岸の火事ではない。 月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 経営トップがITがもたらすデータに 強い不満を抱いたことが、 新たな情報革命の引き金となったのだ とした。 そしてドラッカーは、 ”情報の輪郭をはっきりさせる”、 ことが必要だったと述べている と続ける。 つまり、利用者によりふさわしい、 行動の助けになるような情報を 用意することが必要なのだ。 いまなお、 組織が作成するレポートの90%は、 組織内の出来事や様子を伝えるものであるため、 経営陣がしびれを切らしたのも当然だろう。 「近年では経営幹部の多くが、  よりよい仕事をするためには  これまでと違ったレポートやデータが  欠かせないと考えるようになり、  経理・財務部門に注文を出した。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■新たな情報モデルが必要■~ITデータへの強い不満~

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 おはようございます。 未明の高知、 星が見えませんね。 昨晩遅くスマホが唸りました。 フィリピン付近でのM7.7の地震による津波警報、 いまだに高知には避難指示が出ています。 現時点で特に被害の情報はありませんね。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 組織はリスクをとり、 新しい戦略を練り、 過去と決別することをとおして 富を創造するのだとした。 ところが、 現状の会計関連の制度や システムはどれも、 これら重要な判断をくだす助けには ならないと続ける。 ドラッカーは、 経営トップは、 ITがもたらすデータに強い不満を抱き、 それが新たな情報革命の 引き金となったとする。 「だからこそ、  『第四次情報革命』(ドラッカーによる呼称)  への導火線となる新たな情報モデルが  必要とされたのである。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■価値や富の創造■~過去と決別すること~

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 おはようございます。 未明の高知、 天頂のお月さんを囲んで 多くの星々輝いています。 この冬一番の冷え込みを感じます。 暖かくしてお過ごし下さい。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 第二次大戦の前後になると、 ドラッカーらの思想家たちは、 資産を守ったり、 コストを管理したりするのは、 経営トップが第一に 考えるべき事柄ではない、 と気づきはじめたとした。 そして、これらは業務運営に まつわる仕事なのだと続ける。 もちろん、コスト面で 大きく他社に引けをとれば、 事業は傾きかねないのだが、 ドラッカーは、 繁栄するにはコストを 管理しただけでは足りず、 「価値や富の創造」が 欠かせないと述べている。 「組織は、  リスクをとり、  新しい戦略を練り、  過去と決別することをとおして  富を創造する。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■第一に考えるべき事柄■~活かせないのは惰性~

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 おはようございます。 未明の高知、 天頂にお月さんが浮かんでます。 今日から師走、早いですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 経営陣の仕事との関連では、 ITは情報ではなく データを生み出してきたにすぎず、 まして、斬新な問いや戦略などを 創造してはこなかった、 とした。 クレイムズは、 経営幹部層が新しいテクノロジーを 活かせずにいるのは、 ほかの何にも増して 惰性によるところが大きいとする。 そして、19世紀はじめ以降、 組織は、コストの低減が 競争力を高めるためのカギである、 という考えをもとに 築かれてきたと続ける。 大企業が誕生してからというもの、 各社が発行するレポートは、 資産の保全、あるいは事業を 清算した場合の配分を 何よりも強く意識してきた。 「ところが第二次大戦の前後になると、  ドラッカーらの思想家たちは、  資産を守ったり、  コストを管理したりするのは、  経営トップが第一に考えるべき事柄ではない、  と気づきはじめた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■基本的な立場は不変■~斬新な問いや戦略などの創造~

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 おはようございます。 未明の高知、 今日はお月さんが見えません。 でも日中は晴れそうです。 今晩あたりから気温が下がりそうです。 ビーバーを見習ってそろそろ冬の心構えが必要でしょうか。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ITは凄まじく進歩したわけだが、 それでもドラッカーの 基本的な立場は変わらなかったとした。 ドラッカーは、 新しいオフィスビル、 学校、病院を建てるべきかどうか、 建てたら何に使うのか、 などをマネジャーが判断するうえで、 ITが影響をおよぼしたり、 手助けをしたりすることは ほとんどなかった、 という。 同じく、どの市場に参入すべきか、 どこから撤退すべきか、 どの企業を買収するのがよいか などを見極める際に、 コンピュータは これといった役割を 果たしてこなかったとした。 さらにドラッカーは、次のとおり指摘する。 「経営陣の仕事との関連では、  ITは情報ではなく  データを生み出してきたにすぎない。  まして、斬新な問いや戦略などを  創造してはこなかった。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■誰ひとりとして想像できない■~凄まじい進歩~

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 おはようございます。 未明の高知、 北西の空に凛とした丸い月が 浮かんでいます。 FB友達からビーバームーンと呼ばれることを 教えられました。 沼が凍るとビーバーを捕まえられなくなるので その前に罠を仕掛ける頃という、 アメリカ先住民の風習から来たらしいですね。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 コンピュータの活用が最も進んだのは 経営層とその意思決定に対してではなく 業務運営においてだったとした。 クレイムズは、 具体例としてドラッカーは、 建築家が大きなビルの複雑な内部を わずか一日で設計したり、 外科医が仮想手術をしたりするための ソフトウェアをあげているとする。 ドラッカーは、 いまから50年前には、 キャタピラーのような大手機械メーカーが、 サービスや買い替えをめぐる顧客ニーズを予想して、 世界各地の製造活動などの事業運営を、 ソフトウェアを用いて組み立てることなど、 誰ひとりとして想像していなかったとする。 「凄まじい進歩があったわけだが、  それでもドラッカーの  基本的な立場は変わらなかった。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■とんでもない見当違い■~最も進んだのは業務運営~

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 おはようございます。 未明の高知、 北西の空にわずかに雲にかかった 丸い月が浮かんでいます。 今日は気持ちの良い秋晴れの一日になりそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 新たな情報革命をきっかけに、 どのような情報を提供すべきかが 問いなおされ、 情報を生み出す側の仕事も 変化しているとした。 そしてドラッカーは、 コンピュータが産業界に与える影響を見通した 数少ない人々のひとりであり、 自身もそう主張していると続ける。 しかしドラッカーは、 コンピュータが最も大きな影響をおよぼすのは、 経営層とその意思決定に対してである、 とも予想していたが、 これについてはのちに、 とんでもない見当違いだった、 と述懐している。 「現実には、  コンピュータの活用が最も進んだのは  業務運営においてだった。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■データを掘り下げる■~情報を生み出す側の仕事~

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 おはようございます。 未明の高知、 空には星が見えません。 これから雨が降り、 夜には晴れそうです。 月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 近年の革命的な動きを受け、 経営者やマネジャーも よりよい判断を導くための 情報を求めているのだとした。 そして彼らは、 メールの受信箱や書類の山を あてもなく探ったり、 最新の会計レポートに 目をとおしたりする代わりに、 データについて掘り下げているのだ と続ける。 このレポートは 何に役立つのだろう、 あのレポートには どういった意義があるのだろう、 といった具合である。 「このように、  新たな情報革命をきっかけに、  どのような情報を提供すべきかが  問いなおされ、  情報を生み出す側の仕事も変化している。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■ITの『T』ではなく『I』■~よりよい判断のための情報~

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 おはようございます。 高知の夜明け、 東から広がる雲が 茜に染まっています。 今日も快晴、 晩秋の行楽日和となりそうです。 日曜日、良い休日をお楽しみ下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーの説く新たな革命は、 情報システムや情報技術の分野で 起きているわけでも、 最高情報責任者が 旗振りをしているわけでもなく、 「コンセプトの革命」だとした。 ドラッカーは、 IT分野では50年にわたり、 データの収集、蓄積、伝送、表示などが 中心に据えられていたが、 これはITの『T』を 重視していたのだとする。 しかし、 新たな情報革命では『I』が 主役になるはずであると続ける。 クレイムズは、 近年の革命的な動きを受け、 経営者やマネジャーも 考えを改めつつあるとする。 「データ以上のもの、  つまり、よりよい判断を導くための  情報を求めているのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■新たな情報革命■~「四つの革命」~

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 おはようございます。 未明の高知、 星が満天に広がっています。 伊集院さんも、 この星の一つになったんだな。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 『ハーバード・ビジネス・レビュー』に 企業発展三つのフェーズに関する 論文を寄せた10年後、 ドラッカーは自身の理論を発展させて 「四つの革命」を掲げたとする。 それは、1999年に上梓した 『明日を支配するもの』 (Management Challenges for the 21st Century)のなかで、 新たな情報革命が世界中の あらゆる組織を飲み込むだろう、 と訴えたことだと続ける。 この新たな革命についての説明は このうえなく明快である。 「情報システム(MIS)や  情報技術(IT)の分野で起きているわけでも、  最高情報責任者(CIO)が旗振りをしているわけでもなく、  「コンセプトの革命」だというのである。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■情報を土台とした組織■~将来のマネジメント課題~

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 おはようございます。 未明の高知、 星が満天に広がっています。 気温は穏やかです。 今日も秋晴れの一日になりそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーは 新しい組織の背景を説明するために、 企業の発展を 三つのフェーズにわけて 説明しているとする。 第三フェーズは、 ドラッカー本人の言葉を借りれば、 いくつもの部門や事業部からなる、 指揮・命令を重んじた組織から、 知識専門家たちが集まる 情報を土台とした組織への変容、 を特徴とするもの。 ドラッカーは、 このような組織の姿は おぼろげにしか思い描くことができず、 その主な特徴や要件は 一部しか特定できないとし、 さらに続ける。 「理念、構成、行動様式など、  肝心な柱は見えているが、  情報を土台として実際に組織を築く仕事には、  誰もまだ取りかかっていない。  これは将来のマネジメント課題である。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■企業発展の三フェーズ■~マネジメント領域の確立~

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 おはようございます。 夜明けの高知、 東に浮かぶ雲の塊が すごみのある陰影をもって 茜に染まっています。 今日も一日秋晴れ、 暖かくなりそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーは 新しい組織の背景を説明するために、 企業の発展を 三つのフェーズにわけて 説明しているとした。 第一フェーズは20世紀はじめ、 J・P・モルガンや アンドリュー・カーネギーら 産業界の大立者が、 専門的経営者のさきがけとして 活躍した時代である。 ドラッカーは、 この時代に、 マネジメントは 独自の領域として確立したのだとした。 第二フェーズは1920年代、 近代的組織が登場したころで、 ピエール・デュポンや アルフレッド・スローンなどの専門的経営者が、 指揮や命令を重視した 大がかりな階層制を取り入れたのだ。 「このような組織のつくりは以後、  20世紀をとおして主流でありつづけ、  いまなお一般的である。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■新しい組織の誕生■~情報をテコにした競争優位~

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 おはようございます。 小豆島の夜明けは快晴です。 昨日の寒霞渓は6分程度の色づきでしたが、 スペインのモンセラットにも似た 奇岩怪石の表情が迫力ありました。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 1980年代末にはドラッカーは、 将来の組織のありかたを、 階層制で固めた かつての組織と対比しながら 明確に描いていたとする。 そして88年には、 『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌に 先見性溢れる論文 「未来型組織の構想」 (The Coming Ageofthe New Organization) を寄稿したと続ける。 そのなかでは、 情報をテコにして いかに競争上の優位を手に入れるか、 という切り口から、 将来の組織像を示している。 「この新しい組織の背景を説明するために、  企業の発展を  三つのフェーズにわけて説明している。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■情報と組織やマネジャーとの関係■~何が必要かとの自問自答~

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 おはようございます。 瀬戸内海は凪いで、 向こうに岡山が見えます。 紅葉の寒霞渓を求めて小豆島に来ましたが、 辺りを見回すとどうも少し早いようですね。 まあ今日は寒霞渓に行ってきます。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは コンピュータは膨大な情報を 休みなくき出すようになるが、 誰もその情報を使いこなすことができず、 結局誰も情報を手に入れずに 終わるのだとした。 そしてクレイムズは、 ドラッカーは、 組織には経営陣が将来にわたって 判断をくだすためには何が必要か、 と自問自答する人が欠かせない、 とも書き添えているとする。 これもドラッカーの貴重な教えであり、 テクノロジーほか、 マネジャーが知恵を働かせるのを放棄したり、 厄介な判断を避けたりするために 使いかねない道具には、 つねに警戒心を抱いていた。 とはいえ長い歳月のあいだには、 情報観、ひいては 情報と組織やマネジャーとの関係を めぐる考え方は、 移り変わっていった。 と続ける。 「顧客、市場、競合他社など、  外界をよりよく理解するために  情報を活かす企業は、  もっぱら内向きの発想で情報を使う企業よりも、  先を行くことができるはずだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■機械の限界や危険性■~膨大な情報を休みなく吐き出す~

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 おはようございます。 未明の高知、 漆黒の満天に星が輝いています。 このところの寒さで、 紅葉前線も南下してますが、 小豆島の寒霞渓はどうでしょう。 月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは 社外の重要な事象についての 定量化された情報が手に入る例は ごくまれであり、 入手できたときには、 対処しようにも完全に 手遅れであるとした。 クレイムズは、 機械の限界や 危険性について マネジャーに警鐘を鳴らし、 これはドラッカーのさまざまな著書に 共通するテーマとなったとする。 そして、 最もページ数の多い著書 『マネジメント』(1974年)では、 コンピュータに頼りすぎる 危険性に触れていると続ける。 この著書の中でドラッカーは、 新しいコンピュータが導入されると、 それに適した業務を 血眼になって探そうと続ける。 さらに、、、、 「やがてコンピュータは、  膨大な情報を休みなく吐き出すようになるが、  誰もその情報を歓迎せず、  必要とせず、  使いこなすこともできない。  こうしてコンピュータは稼働を休止し、  結局誰も情報を手に入れずに終わるのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■愚かな機械にすぎない■~扱えるのは定量データだけ~

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 おはようございます。 夜明けの高知、 東の空にいくらか浮かぶ雲が 茜に染まっています。 今日は一日秋晴れ、 暖かくなりそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは 企業が規模を拡大し、 より大きな繁栄を手にすると、 エグゼクティブたちは 社外に対して果たすべき仕事や結果を 軽視してしまいがちになってしまうとした。 そして、 近年では、コンピュータや 新しい情報技術の登場を受けて、 上記のような危険はさらに 増大していると続ける。 さらに、 コンピュータは愚かな機械にすぎず、 扱えるのは定量的なデータだけだが、 定量化できるのはおおむね、 組織内の事象にかぎられるとする。 「社外の重要な事象についての情報は、  定量化できるかたちで  手に入る例はごくまれであり、  入手できたときには、  対処しようにも完全に手遅れである。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■客観的な視点を持つこと■~社外に対する結果~

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 おはようございます。 未明の高知、 寒空の満天に星が輝いています。 今朝は冷えましたが、 一日寒そうですね。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは 『経営者の条件』のなかで、 主要テーマの一つ目として "マネジャーの意思決定や 成果向上を助けるうえで、 機械はかぎられた役割しか 果たさない"のだとした。 そして、 ふたつめの主要テーマである、 "客観的な視点を持つことの重要性"を 互いに関連づけながら論じた。 クレイムズは、 大企業は誤った取り組みに力を入れている、 というのがそこでの主張であるとする。 「企業が規模を拡大し、  より大きな繁栄を手にすると、  エグゼクティブたちは社内の出来事に  関心、熱意、能力などを注ぎ、  社外に対して果たすべき仕事や結果を  軽視してしまいがちだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■内部のマネジメント・ツール■~機械の役割は限定的~

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 おはようございます。 夜明け間近の高知、 さっきまで降っていた雨で 道路は濡れています。 雲はまだ残ってますが、 合間に小さな星も浮かんでます。 これからこの雲も少なくなりそうですが、 ところによりにわか雨もありそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは『現代の経営』のなかで、 情報は上からのコントロールではなく、 自己管理の手段であるべきなのだとした。 そしてクレイムズは、 1950年代半ばに この文章をしたためたころ、 ドラッカーはどのような 情報観を持っていたのだろうか と続ける。 当時のドラッカーは、 情報をマネジャーが 世の中をよりよく理解するために使う、 組織内部のマネジメント・ツールと見なし、 のちの著書ではこれを 大きなテーマとして取り上げた。 たとえばドラッカーは、 1966年刊行の 『経営者の条件』で 次のとおり記している。   「マネジャーの意思決定や  成果向上を助けるうえで、  機械はかぎられた  役割しか果たさない。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■ドラッカーの初期の考え方■~情報は自己管理の手段~

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 おはようございます。 未明の高知、 満天に星が輝いています。 これから日中は曇り、 夜から明朝にかけては雨の様です。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 主なテーマについての ドラッカーの考え方と その変遷を理解するには、 何冊もの主著をひもとき、 そこでの主張や見通しを 比べてみる必要がある、 とした。 そして、 ドラッカーは1954年刊行の 『現代の経営』のなかで、 情報について、 エグゼクティブの生産性を高めるために、 いかに活用すべきか、 という観点から述べていると続ける。 その中でドラッカーは、 マネジャーはみな、 自分の成果を測るのに 必要な情報をたずさえているべきで、 望ましい成果をあげるために 軌道修正が求められるなら、 それに間に合うようにすみやかに 情報を手に入れなくてはいけない としている。 しかもその情報は、 上司ではなく 当人のもとに届くことが重要である。 「情報は、  上からのコントロールではなく、  自己管理の手段であるべきなのだ。  ・・・・担当業務にまつわる情報を  すべてたずさえていないかぎり、  結果に十分な責任を負えないのだから。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■視点は別のところに置く■~主張や見通しを比べる~

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 おはようございます。 未明の高知は小雨が降ってます。 この雨も夜明けとともに止んで、 一日晴れそうです。 今日は坂本龍馬が生まれて188回目の誕生日、 亡くなって219回目の命日、 高知では龍馬生誕祭2023として 様々な行事が予定されてます。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 著書を世に出したら、 ドラッカーはその中身を、 あとから改めることは なかったとした。 そして『企業とは何か』や 『現代の経営』ほかドラッカーの著書には、 第二版、第三版はないのだ、 と続ける。 代わりに、 新鮮な着想を得たときには 新しい本の執筆にとりかかるが、 この場合、 従来の領域を扱うことも少なくなかったが、 視点は別のところに置くのだとし、 次のとおり続ける。 「主なテーマについての氏の考え方と  その変遷を理解するには、  何冊もの主著をひもとき、  そこでの主張や見通しを  比べてみる必要がある。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■社会全体のDNA■~考え方の変容~

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 おはようございます。 早朝の高知、 昨日にも増して冷え込みました。 日中は少し緩みそうですが、 夏から冬に直行、 寒暖差にお気を付け下さい。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーはまたマネジャーたちが、 どういった情報を どのようなかたちで受け取ったか、 彼らが自社や世の中を どう見ていたかなどを 記録していたとした。 そして情報が組織、 さらには社会全体のDNAを どう変えたかについても 論じていると続ける。 クレイムズは、この第13章では、 情報が絶えず役割を変化させながら 組織や社会に影響をおよぼしている点を、 ドラッカーがどう考えていたか、 さらにはドラッカーが 時代の先を読みながら 精力的に著述活動をつづけた 50年以上のあいだに、 その考え方がどう変容したのかを 述べていきたいとする。 すでに述べたように、 ドラッカーは著書を世に出したら、 その中身をあとから改めることはなかった。 「ただしドラッカーと版元は、  以前の著書の中身を再構成して、  新たな本をつくることはあった。  たとえば“The Essential Drucker”  がこれにあたる。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■マネジメントの意思決定への影響■~情報技術の動向~

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おはようございます。 高知の夜明けは この秋一番の寒さを感じます。 日々秋の深まりを感じます。 月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 情報と知識の役割が絶えず変化しながら、 組織や社会に影響をおよぼす様子を、 ドラッカーは長年にわたって 追いつづけたとした。 そして情報の利用や用途が 歴史上の各時代を どう形づくったか、 大筋を探ったのだと続ける。 そのなかでは情報技術の動向と、 それがよくも悪くも マネジメントの意思決定に 与える影響をも追ったが、 意外にも、 負の影響について 説得力あふれる議論を 何年ものあいだ展開していたのだ。 「ドラッカーはまた、  マネジャーたちがどういった情報を  どのようなかたちで受け取ったか、  彼らが自社や世の中を  どう見ていたかなどを記録していた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)

■歴史の転換点を眺める■~情報と知識の役割~

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 おはようございます。 薄曇りの高知の朝は 肌寒い空気です。 今日は晴れたり曇ったりの一日で、 気温も20度を超えることはなさそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ヒトラーによるユダヤ人大量虐殺や、 第二次大戦直前の 独ソ不可侵条約締結などを ぴたりと見通すなど、 ドラッカーの時代の先を読む力は 折り紙つきであるとした。 そしてドラッカーは、 時代の変わり目を ことのほか鋭敏に 察知する力を身につけ、 その時々で別の角度から 歴史の転換点を眺め、 何冊もの著書で取り上げたと続ける。 視点を変えることにより、 出来事や発明が 経営者や組織に与える影響を 示すとともに、 さまざまなテーマについて 自身の思想がどう進化していったかを、 読者に伝えることもできた。 「その格好の事例として、  情報と知識の役割が絶えず変化しながら、  組織や社会に影響をおよぼす様子を、  氏は長年にわたって追いつづけた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第13章 第四次情報革命)